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KISS OF THE SPIDER WOMAN »

2007年11月 3日 (土)

蜘蛛女のキス 初日観劇 1
KISS OF THE SPIDER WOMAN

2007年11月2日(金) 東京芸術劇場中ホール 1階S席

【原作】マヌエル・プイグ
【脚本】テレンス・マクナリー
【作曲・作詞】ジョン・カンダー&ブレッド・エップ
【演出・訳詩・上演台本】萩田浩一

モリーナ:石井一孝
蜘蛛女/オーロラ:朝海ひかる
ヴァレンティン:浦井健治
モリーナの母:初風諄
刑務所長:藤本隆宏
マルタ:朝澄けい
ガブリエル・囚人カルロス・ダンサー:縄田晋
看守マルコス・ダンサー:ひのあらた
看守エステバン・ダンサー:伊藤明賢
アウレリオ・囚人ライモンド・ダンサー:照井裕隆
囚人フェンテス・ダンサー:笹木重人
囚人エミリオ・ダンサー:長内正樹
囚人・ダンサー:山田洋平

【取り急ぎ追記】

タイムテーブル
1幕:18時30分
休憩:20時15分
2幕:20時30分
終演:21時35分

2日は初日にしては順調に
20時13分には休憩突入
終演もカテコ終って携帯見たのが21時43分でした。

*   *   *   *   *   *   *   *

原作も前作もまったく知らなかったので、
こういうエンディングとは予想外でしたが、
まあ、ありがちな(“夢落ち”に類似の)結末ではあったけれど
もし、こうでなければ、かなり後味の悪い気分で劇場を
後にするところだった・・・
いや、今でも、やっぱり引っかかっているモノが・・・

もう、とにかく看守たちが、
囚人に暴行や拷問を加える場面が駄目だった。
心の底から、嫌悪感というか拒否感が沸いてきて
途中ですでに、あ~申し訳けないけど、リピートはないな・・・
とさえ思い始めていた。
カズさんの演技の変遷(やっぱり初日頃と数日を経ての舞台は
変わってくると思うから)を観たいという興味や
単純に好きな役者さんの出ている舞台はリピートしたい!!
という意味では、初日観て、カズさんの居どころ確認してから
チケット追加しようと思っていたけれど、
ちょっと、これらの場面は相当辛すぎて、無理かもしれない・・・と(/_;)

同日観劇の友人に、「え~yayaさん『タイタス』とか大丈夫じゃない。
それに、この舞台、かなりリアリティ薄めて(拷問シーン)作ってあると思うけど?」
(ヅカファン向けすみれコード?)
とも言われ、なんで駄目か考えてみた。
『タイタス』(映画の方ね)、結構グロいシーンもあったけれど
いかにも「お話・物語」の世界だったし、
その他のお芝居でも、暴力・戦闘(戦争)などの場面など
フツーに遭遇してる。
歌舞伎でも、嬲りのシーンなどもあるけれど、様式の世界の中で
嗜虐美、被虐美として「鑑賞」に耐えうる造形。
(あくまでも、自分基準ですが)

どうして、今回、こんなに駄目だったのか?
この種の行為が人間の尊厳を痛めつけてもいるからだと思い至った。
ただ、単純な暴力でなく。
(別に単純な暴力なら良いという事では、当然ないけれど)
エンタメの中のいち場面として流すことが出来ず、
かなり、リアルに過去から現在に至る、理不尽な暴力・暴行を
受けた実録―近年ではイラクの刑務所における米兵のイラク人捕虜?
囚人?への扱いとか―世界の各地で無数にある幼児・子供への
暴行・人権蹂躙、などなど、勝手に目前のシーン以上のことが
上書きされていき、なんとも言えない不快感に襲われ
繰り返し、そういう場面が出てくる都度、撃沈。
モリーナが這い蹲らされた場面など、本当に苦しかった。

ふっと、レ・ミなんかも、殆どの登場人物が死んでしまう芝居なのに
なぜ、大丈夫なのか?と考えたが、
彼らは命を散らしてはいくけれど、
ぞれぞれの尊厳は損なわれることはなかった。
肉体は銃弾に打ち抜かれても、或いはセーヌの川底に沈んでも
彼らは彼らの生きるところを生きた。

なんだか、お芝居の本筋とは、かけ離れた部分だけれど
(そうでもない?)そこに、相当引っかかってしまい
今もカズさんのモリーナは観たいけれど、追加観劇葛藤中・・・

と、いうことで、お芝居そのものについては
後日追記。
もう、こんな時間~今週は週末土日とも出勤…(レミ祭りの後片付け)

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コメント

石井一孝さんって・・・ディズニーアニメの「アラジン」で歌唱吹き替えなさった俳優さんでしたっけ?舞台拝見したことなくて、こんごぜひ一度は!と思ってるんですよ☆

残虐というか、見るに耐えないシーンのある舞台を観劇したことがほとんどないのですが、それでも四季のアイーダも、そしてレ・ミゼもかなり哀しい運命を辿ってしまっても、それをカバーしてしまうほどの輝く物があったなぁ・・と思い返してしまいました。
感想を読ませていただいて、物語自体にもかなり興味がわきました。追記、楽しみにしてますね!

投稿: yu | 2007年11月 3日 (土) 13時43分

>yuさん

アラジン聴いてないのですが、そうです!
カズさんは舞台も良いけど、ライブも最高ですよ~。
チャンスがあったら是非。

蜘蛛女のキス、
何故かヘン?なとこで引っかかってしまいました(~_~)

投稿: yaya | 2007年11月 3日 (土) 22時44分

ネタバレを避けていたので、今はじめてyayaさんの感想読んだのですが、同じこと思いました。人間の尊厳を剥ぎ取る行為が、観ていてきつかった…。バレンティンとモリーナの純愛と、吐き気のするような暴力行為を一緒に描くところに、物語のテーマがあるのかな?と思っているのだけど、考えすぎかな…。原作観ないとなんとも分からないですね。とりあえず、私はもう一回観る予定です。

投稿: MIT | 2007年11月 5日 (月) 00時28分

>MITさん

ちょっと辛かったですね~
原作、未読ですけど、それぞれの人物設定や
社会背景から、実際の舞台はもうちょっとハードなギリギリ感が
あるものかな~とも想像していたけど、
そういう意味では、わりとファンタジー寄りな作りでは
あったと思うけれど…
本日、仕事がオフだったので、再観劇に行こうかな~と
企てていたのですが、熱出しダウン。
ふだんの睡眠不足と相まって
一日中ベッドから離れることが出来ず…
モリーナは、今日、どうやって生きているでしょうか。

投稿: yaya | 2007年11月 7日 (水) 18時50分

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