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2007年3月 7日 (水)

CARE- WAVE AID 3

Care_wave_1








ACT2

1場 第2次世界大戦【夏の雨】
    「ジャコンヌ」バッハ

日本にもかつて戦争があった・・・ということを伝えている。
米軍の爆撃機から撮影されたのであろう、空襲の模様。
ダンサーによるコンテンポラリーダンス。

2場 焼き場に立つ少年
   「椰子の実」

幸二郎さんがブログに書いていた「いがぐり君」の場面です。
背中におぶった小さな弟は、今や小さな屍となって、
冷たく彼の背中に留まっている。
無数の遺体が、臨時に掘られた土中に投げ込まれ燃やされるのを
じっと、たたずみ眺める少年。
いつしか、彼の唇には血が滲む。
怒り、悲しみ、無念さをぎゅっと噛み締め続けたから・・・

これは、実在の少年を題材にしたもののようで
バックのスクリーンに、戦後の日本の様子を撮影した外国のカメラマンの
画像が映し出されます。
坊主頭で裸足の小さな少年がおぶい紐で、
更に小さな乳幼児を背負っている姿。
いがぐり君、ぴったりの造形を描き出していましたね。

3場 僕らがそれをする理由
   CARE WAVE

この催しの発足から、その意味、意義を紹介。
日々多忙なミューカル俳優さんたちが、
せいぜいコンビニでおつりを募金することくらいしか出来なかったけれど
何か、自分たちにも出来ることがあるのではないか?と
企画を練り、立ち上げて行った過程などを紹介。
慈英さんの、かつての日本も当時の「先進国」からの援助で
復興していったという言葉は(この前場での発言だったかしら)
説得力がありました。
私は、かつての自分のことも含め「国際貢献」という言葉に
ちょっと、疑問があったんですね。

従姉妹が海外青年協力隊に参加したり
また、私が最初に意識した「国際紛争」アフガニスタンの難民のことや
その他、困窮している地域のニュースを聞いたりする都度
いつか、自分も、そういう「国際貢献」出来るような、
何かの役に立てるような人間になりたい、と思った。
けれど、学生時代養護施設の子供たちと接したり
(健常者の施設。さまざまな理由によって親と生活出来ない子供。)
また、いかにも今ドキなお兄ちゃん(失礼!)が、
ボランティアで、独居老人の夕食を週に何度か作りに行って
話し相手になってあげている、というニュースを聞いたりしているうちに
国際貢献言う前に、まず、身近なことに留意したら?
隣の寝たきりのおばあちゃんのオムツの交換は出来なくても
響きの良い「国際貢献」「国際協力」は出来るワケ?
みたいな、ちょっとやさぐれた視点を持つようになってしまっていた。

それと、若気の至り?で
オール・オア・ナッシングな気分でいたから、
ちょっとだけ、なんて偽善だ。自分の時間を全部つぎ込む覚悟もないのに
多少、ボランティアに関わって、いい気分になっているなんて、と
まあ、今にして思うと生真面目なんだか、視野が狭いのかよく分かりませんが
具体的なボランティア活動からは遠ざかってしまいました。

今は多少、大人に(実年齢は十分大人ですが)なりましたから、
それぞれが出来る範囲で出来ることをすれば良いのだ、ということが
分かってきましたが、今回の慈平さんの言葉で、
経済的に豊かな国(の人間)が、そうでない国の事を支援する
というのは、過去、日本もそれを受けた側であり、
そして、日本国内のことであれば、(十分かどうかは計りかねますが)
行政なり地域社会なりがなんとかやっていくだろうけれど、
海外からの援助が必要である国や地域が存在し、
それを出来るだけのマンパワーや資金(を集める力)が
日本にはある、ということが、理解出来たような気がします。

4場Broadway Cares

ブロードウエイではどういう活動をしているのかを紹介。
以下、プログラムに掲載されていた活動内容の要約です。
アクターズ基金
AIDSを含むあらゆる困難な状況で苦しむエンターティメント業界の人々のための基金
国際助成金
LKのブロードウェイと国内ツアーカンパニーに所属する
南アフリカ出身のメンバーにより、南アフリカ33団体への助成金送付。
ナショナル助成金プログラム・給食サービス
しっかりとした食事をAIDSや癌などの難病と戦う人々へ届けるサービスを
提供する団体への助成金。
ナショナル助成金プログラム
HIV感染あるいは感染リスクのある人々とその家族に、直接奉仕活動をする
国内中の地域コミュニティ団体に助成金を提供
ブロードウェイデリバーズ
起工式やお店の開店式、抗AIDS新薬の発表などのイベントに
ブロードウェイのマスターが駆けつけ、デモ上演や、
イベントの主旨に合わせたパフォーマンスを行う。
スクール奉仕プログラム
アメリカ国内の中学~大学生への演劇教育と、HIV感染予防教育

5場 支援団体紹介

今回の収益が寄付される団体の具体的活動を紹介。

チェルノブイリ子ども基金
認定NPO法人 難民を助ける会(AAR JAPAN)
特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会
特定非営利活動法人 ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)
特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン
FoE Japan
認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
NPO法人 FHCYアジア障害者パートナーズ
特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド
メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン
特定非営利活動法人 幼い難民を考える会
社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
国際移植者組織 トリオ・ジャパン
チェチェンの子どもを支援する会
◇青少年自立援助ホーム

6場 Song&Dance

鎌田真由美さんの振付によるダンス
曲はウエストサイドストーリーの「SOMEWHERE」
そして、幸二郎さんのアメイジンググレイス。
先の投稿・コメントにも記したのですが
(聴き手の勝手な想い入れもあるけれど)
マチネでは、なにか、寂寥感や哀切のような
胸が痛むような感情が湧き上がったけれど
ソワレでは、それらの感情を救済してくれるような包容力を感じた。

慈英さんは沖縄の歌(タイトル失念(ーー;)失礼・・・)
下手の客席へと降りることの出来る数段の階段の上に腰掛けて、
(客席の視線と近くて)照れるなぁ~と仰りながらも、
情感溢れるメロディを歌い上げていました。

幸二郎さんはマチソワとも、ん~泣いちゃうかな?と思うほど
瞳の中が濡れ濡れと光っていたけれど
(ソワレの方が、よりはっきりと認められたけど)
涙腺決壊せず、瞳の端に涙を留めて、歌いきってました。
8月のコンサートより、1月のミューザや
このCARE WAVE AIDの舞台の方が、
自然体で、楽々と声が出ているようにも感じられた。
舞台袖から?関係者各位(笑)による、
ブラボーとヒューヒューの声。
私がこんなことを言うのもおこがましいのですが
若手の俳優さんも、アマチュアの劇団員の方も
実力と舞台映えを兼ね備えた、幸二郎さんのような
素晴らしいお手本を目の当たりにして、
良い刺激になったのではないかしら?と思いました。

7場 「Why We Are Here」

テーマ曲によるエンディング。
出演者全員で。
この曲の後、メインの出演者―幸二郎さん、慈英さん、利花さんの
ご挨拶、という段取りだったらしいのですが、
マチネでは、幸二郎さんと慈英さんが顔を見合わせたまましばし沈黙・・・
幸二郎さんのご挨拶が先だったようですが、慈英さんが、
え?僕?みたいな反応を返しながら、アイコン会話(?)
という微笑ましい場面がありました♪
幸二郎さんのご挨拶のコメントは、作り物ではない
実体験と心から出た言葉と思えるもので、とても説得力がありました。

ここ数年、タイ・ベトナム・ラオス・カンボジア・インドとアジアの国々を
旅してきたけれど、各地で子供たちの様子も見てきたこと。
人が手を繋げば点が線になる(と片手を隣の人と繋ぐとする)
そして、もう片方の手を繋ぎ、幸二郎さんが両手を繋いだ
左右の人がそれぞれの空いている手を繋ぎ合わせれば線は面になる。
そうすれば、武器を持つ手はなくなり、
(また、ひとつの点に過ぎない人間同士、面を作ることが出来れば
より大きな力になる、との意味もあったと思う)
唇には歌を口ずさめば、他人を罵る言葉を吐くこともない。
そうやっていけば、世界が平和になっていくのではないか…と。

この曲でラスト?と思いきや、
再度、両袖からキャンドルを持って出演者が登場。
ほとんど照明が落ちた暗い舞台面にオレンジ色の光が揺らめく。
紗幕が下りた向こう側では、ひとつひとつ、それらの光が消されていき
そして、終演となる。

(あ、カテコはありましたけどね。
ん?このご挨拶はカテコ時だったかしら??)

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コメント

こんばんは、yayaさん。おかげんいかがですか?
ヘンな天気が続くから子供やお年寄りじゃなくても体がついて行けませんね(涙)
CARE- WAVE AIDのレポ拝見しました。いろんな立場の方が携わって実現したコンサートだったんですね。
最後の岡さんの言葉は重みと実感があります。
こうした活動を知って思うのは知ろうとしない事、無関心が誰かを傷つけたり大事な何かを奪い取ったりするんだなという事です。
自分はかわいいですが自分しか見れなくなったら、まわりとの断絶が始まるなと思います。
岡さんは自分自身の五感で隣の人がどんな人なのかちゃんと知ろうと行動しているんですね。
そんな心を持った人達がいろんな舞台で活躍されている事にうれしさを感じます。
始めることは大変だけど続けることはもっと大変。それを受け継ぐ人を育てる事は更に大変。でも、共感するファンの方や観客がいるから次もまたあると信じています。次回開催されることがあれば参加できるといいな。

投稿 kino | 2007年3月 9日 (金) 22時31分

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