BURN THIS~焼却処分~雑感1
あれほどの実在感があったペイルなのに、
すっかり(表層的には)幸二郎さんから消失してしまっている!!
と感じていたけれど、11月27日付のブログを読んで
「早く忘れないと」の一言が嬉しかった。
(ご本人的には大変なのかもしれないけど。
でも、きっと幸二郎さんもペイルを楽しみ愛しんだハズ!!と信じて)
この「忘れないと」が、あの怒涛の科白のことなのか、
もっと何か肉体の記憶(追い詰められた稽古期間も含め)のことか不明だけど、
どこかにペイルに属するものが残っている!?と思うと、
あの、円形で過ごした濃密な時間が、すでに完璧に過去とはなっておらず
やっぱり、幸二郎さんの中にもあるのだ~!!と勝手に嬉しいのであった。
顔はよく見れば(ってフツーに見ても)岡幸二郎だった。
人相変わるほどメイクアップで作りこんでいるワケではないし
衣装もフツーにスーツ。そのまま青山界隈歩いてもオッケー。
なのに初見時、登場してしばらく本気で、「これ(←失礼!!)岡・幸二郎?」って
思ってしまったのは、科白の立て方なんですね~、やっぱり。
あまりの勢い、あまりの速さに、はぁぁあ?ってビックリしてしまったのだけど、
よくよく後から考えてみたら、歌舞伎の言い立てや
ここのところ観てるシェークスピア戯曲の科白に似た面白さが内包されている
科白術かな~と。
BURN THIS でブログ検索していくつかの感想を読んで、
「覚えた科白を忘れないうちに言いたいのか、
もの凄い早口で科白を言っていた。」というような記述に出会ったけど
(まあ、何を観てどう解釈するは、ホント、観客個々の自由なのだが)
いや~忘れないウチに全部言っちゃおう~!!とはさすがに違うところに
この科白(術)は存在していたと思います~。
遣う語彙や語句のレトリックは、その文化や背景を共有していないと
なかなか分かり難いし、難しい芝居でもあったと思うけれど。
(やっぱりイキナリ「Advocate」とか出てきても知らんもんねぇ。)
ただ、受験のときに習った英文解釈のテクニック同様
未知の単語と出会っても、前後の文脈から意味を判断するとかは可能かな。
なんで、ゲイの自殺率のとの対比がスカンジナビア三国?とか
(福祉先進国だけど、何故か自殺率が高い↑↑)
バッグレディが二人・・・と聴いてすぐ、ショッピングバッグレディ
=ホームレスのおばちゃんと変換するとか、
そのあたりまでは、なんとかなるけど
彼らの言葉遊び(?)の中に、どんな比喩や暗喩が潜んでいるのか?
(或いは本当にただの無意味な言葉の羅列なのか)
まで楽しめたら、もっと味わえたであろう作品、との思いもあります。
(よく、外国語の能力を測るレベルで「日常会話」が出来る程度、
というけれど、「日常会話」が一番、難しいと思う。
まだ、「テーマのある会話」の方が、無理やりにでも稚拙でも
意見を展開できるような気がするけど、
ふら~っとあるソサエティの「日常会話」に参加するのは難しいです。)
でも、この舞台、言葉は操られたものが多くても、
登場人物の心情・心理というのは、凄くストレートに伝わってきた。
アナの分かり易すぎるほどのペイルへの傾倒。
初めての夜(厳密には二度目だけど)の、激しい言葉の応酬。
それは、衝突ではなく、お互いを知るための散文詩のよう。
―続く―
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コメント
はじめまして(?!)noma!!(のまッ!!)と申します。
一時期話題になった「ノマネコ」に似ているといわれたのがきっかけで、このようなHNにしてます。
yayaさんのブログ面白くて、毎日のように読ませていただいてます。コメントも書かず、読み逃げしてました…すいませんですm(__)m
~BURN THIS~のときは、本当に演者の方とほぼ同じ日程で通われていたんですね。凄すぎです。そして、羨ましい~(*^。^*)
まだ、ミュージカル&石井さんファン歴浅いですが、yayaさんのブログで勉強しまくりです!(かなりの優等生かも。)
これからも、ブログ楽しみにしてます!そして、またお邪魔いたします!
投稿: noma!! | 2006年11月29日 (水) 00時43分
>noma!!さん、ようこそ。
私も初カズさんは、今年の三月の名古屋ライブですからね~。
超ひよっこファンです(現物は、雌鳥のようなデカさです)
まさか、ここまで彼のライブに通うようになるとは
思いませんでした。幸二郎くん、ありがとう!?
ミュージカルの観劇歴自体も浅いのですが、
でも、熱しやすく冷めにくい性格なので(笑)
ずっと舞台もライブも観て行く所存でございます~(^_^)/
投稿: yaya | 2006年11月29日 (水) 02時08分
yayaさん、
岡ペイルみたいな男に女は弱いんですよね。
外見いい男で(ここ大事)、男っぽく粗野だけど、哀愁があって、なんか守ってあげたくなる・・・
う~ん、よくぞここまで役を作りあげたなと・・感心。役を作るというより、岡Pの母性本能をくすぐるような下地があったからこそかな~?
yayaさん、私も熱しやすく冷めにくい体質でして・・(笑)
あの例の場面・・やっぱり見れたら良かったかな~と(笑)今思うと、残念・・かな~?(笑)
投稿: みーねこ | 2006年11月29日 (水) 16時56分
>みーねこさん
うんうん(#^.^#)
ペイルみたいな男…つか、「幸二郎さん(演技の質に感動したため、最近、敬称モード・笑)の描くペイル」にマジ惚れ。いや、もしかしたら、一緒に棲み始め、馴れ合い過ぎたら、ドメバイ男に変貌する可能性もあるかもしれないけど!?いやいや、「幸二郎さんのペイル」なら、それはないだろう~。
>あの例の場面
最初は、やっぱり「幸ちゃんここまでするか~!!」
って意味で、"あんなこと(や、こんなこと←は書いてない!)”と
書いたけど、ちっとも野性でも野獣でもなく
実は押し倒してもおらず(メチャクチャ同意の上だし?)
演技なのか実像なのか(をい)不明な不器用さが可愛いかったのでした。
投稿: yaya | 2006年11月30日 (木) 00時19分